スパイクマニアが選ぶ気になるスパイク5選 短距離編【2026年】

陸上競技

あけましておめでとうございます。冬季練習も中盤に差し掛かっているころだと思いますが、みなさんはどうお過ごしでしょうか?

私も冬季練習は走り込みやウエイトトレーニングに精を出していてこの冬は久しぶりにプライオメトリクス系の練習を多めに行っています。
そろそろ2019年に出した三段跳のベスト(14m57)を更新したいものです。

余談は置いておいて、今回はそこそこのスパイクマニアを自称する私が2026年注目している短距離スパイクを5選紹介したいと思います。

①UA kick sprint5【UNDER ARMOUR】

UA kick sprint5はアメリカのスポーツメーカーであるアンダーアーマーから発表されたメーカー初の厚底スプリントスパイクです。

2026年1月現在、WAのシューズリストへの掲載はありませんが、アンダーアーマーの2026年春夏コレクションのカタログに掲載されていたためほぼ確実に発売されるでしょう。

カタログの説明によるとアッパーはエンジニアードメッシュで、ミッドソールはEVAフォーム、プレートはフルレングスのナイロンプレートで構成されているそうです。

ミッドソールに関してはアンダーアーマーは他社のように高反発ミッドソールにかっこいい名前をつけていないため文章だけではどのような素材になるのかわかりません。

マラソン用の上位モデルのベロシティエリート等に使われている高反発素材はPEBAXFOAM(ペバックスフォーム)と記載がありましたが、UA kick sprint5の説明文には記載がなかったためのでそれとはまた別のものの可能性があります。

EVAフォームにアウトプレートはフルレングスのナイロンプレートですので結構硬くて早いレスポンスが期待できる仕上がりになるのではと予想しています。
ただ、前作のUA kick sprint4は初めての専用スパイクに選ぶような初心者〜中級者向けのスパイクだったので、5になってどういった位置づけになるのか非常に楽しみなところです。

2025年12月20日に出荷?されるそうですので12月から1月頃に市場に出回るかもしれませんね。

②evospeed berserker nitro elite2【PUMA】

二つ目に紹介するのはPUMAのevospeed berserker nitro elite2です。

こちらはスパイクが好きならご存じの方も多いと思いますが男子400mHの世界記録保持者であるカルステン・ワーホルム選手とPUMAが共同開発したスプリントスパイクの第3弾(4弾説もある)です。

強烈な傾斜にむき出しのカーボン製powerplate、さらに独特な形状に形成されたニトロエリートフォームというなんとも興味を惹かれるスパイクです。

かつて東京オリンピックでevospeed future fasterというとんでもなく硬い薄底スパイクで驚愕の45秒台を叩き出したワーホルム選手が好んでいるのを考えるとおそらくこのberserker nitro elite2も強烈な硬さと反発力を備えていることでしょう。

PUMA.com より引用

berserker nitro elite2はミッドソールに直接スパイクピンを埋め込んである形状となっているため耐久性が心配なところではありますし、ヨーロッパのPUMAのサイトでの販売価格が299ユーロとスプリントニトロ等と比べると50ユーロほど高くなっているため販売価格も気になるところ。

PUMA.com より引用

なぜこのberserker nitro elite2に注目しているかと言いますと、2026年の2月頃に日本でも販売されるという噂があるからです。

噂というよりkoike sportsさんが販売するとInstagramのストーリーで明言していました。

先述した通り価格の面は気になりますが、プーマの先端技術が詰め込まれたスパイクなのでとても楽しみですね!

Instagram より引用

Rocket Air Ultrasonic Diamond【Volanti】

次に紹介するのはRocket Air Ultrasonic Diamondです。

こちらは中国のメーカーであるVolantiが展開するフラッグシップモデルのスプリントスパイクです。

Volantiがどのような会社なのか調べてみましたが情報がほとんど出てこなかったため新しい会社か規模が小さい企業だと考えられます。

WAのシューズリストにも掲載があるので世界選手権等でも使用ができます。
東京世界陸上でも中国の400mの選手が着用していたとかいないとか…(確認はしていません)

個人的に中国市場はかなり注目していて、理由としては2027年に北京で世界陸上が開催されるので今年以降はそこに向かって中国系メーカーの製品の露出が増えてくるだろうと考えているからです。

大迫傑選手が契約したことで話題になったリーニンや1991年創業のANTAといったような大手の中国スポーツメーカーでも短距離スパイクの開発が進んでいるそうです。

worldathletics より引用

アッパーはメッシュ系のものが使用されており通気性が良いようです。

ミッドソールには高反発材とエアーユニットが搭載されています。

フルレングスのカーボンプレートが内蔵されていて、アウトソールはフルレングスのぺバックスプレートで構成されています。

前足部のエアーの上に高反発材の層があるためナイキのマックスフライとアディダスのプライムSP3のハイブリッドのような構造になっていて非常にロマンを感じます。

中国ブランドの何がいいかといいますと、エアー搭載のスパイクをアシックスやミズノなどのメーカーが出したもんなら「ナイキのパクリだ!」と確実に叩かれるところですが、中国のメーカーだったらまあやるよね…程度で済まされるところですよね笑笑

どこかの国の人のレビューによると”エアーからの反発は強力だが非常にぐらつきやすく足首を痛めた“と言ったメリットデメリットがあるみたいです。

それもそのはずRocket Air Ultrasonic Diamondのエアーはマックスフライのように左右で分かれているわけではなく、一枚だけ入っているためぐらつきがひどいのは納得できます。

ただ、うまく扱うことができればとんでもない反発を獲得できるのではと想像することもできます。

こちらのスパイクはAliExpressで購入することができますが、中国製品スパイクにしてはお高めな値段設定ということ、エアーの耐久力がどのようなものなのかという懸念がありなかなか手がでない状況です…

cloudspike sprint【On】

次に紹介するのはスイスのスポーツメーカーである”on“の短距離スパイクの”cloudspike sprint“です。

onといえば日本では三浦龍司選手などの中長距離種目の選手が使用していますが、海外のon契約アスリートの中には短距離選手もいて、その人たちが着用しているのがcloudspike sprintと呼ばれているスパイクです。

東京世界陸上でも100mHの優勝者であるスイスの選手を筆頭に決勝に出場していた選手が何人か着用していました。

情報が少なすぎて詳細は分かりませんが、onの創業者オリヴィエ・ベルンハルド氏がアキレス腱痛対策のために靴底にホースを貼り付けたのがきっかけで生まれた、onのアイコン的なテクノロジーともいえる”クラウドテックが搭載されてるのが分かります。

私はかつてクラウドXを愛用していたのでこのクラウドテックの良さは十分理解しています。
感じ方は人によると思いますがクラウドテックはしっかり潰すことができれば強い反発を得られます!

さらにonの中距離用スパイクであるクラウドスパイクシティウス2は中距離スパイクに関わらず高いプレート高度と芯のあるミッドソールの硬さからくる高反発が非常に短距離向けに感じたので、このクラウドスパイクスプリントも硬い高反発な仕上がりになるのではないでしょうか?

私は硬いスパイクが好きなので非常に期待しています。

しかしながらこのクラウドスパイクスプリント、東京世界陸上の期間中限定で原宿にオープンしていたonの展示場である”on labs tokyo”に行った際に店員さんから聞いた話によりますと、”クラウドスパイクスプリントはようやく開発が最終段階に到達したところで一般発売はまだ先になりそう“とのことです。
私が行った前日にonの開発担当や代表者が集まるセッションが行われたそうで、そこで語られていたようなので確かな情報と見ていいと思います。

worldathletics より引用

METASPEED SP2 F【Asics】

最後に紹介するのはアシックスの短距離スパイクであるメタスピードSPシリーズの最上位モデルと思われるメタスピードSP2 Fです。

こちらは100m日本記録保持者の山縣亮太選手などが着用しているためご存じの方も多いと思います。

このスパイクの最大の特徴は前足部のミッドソールが三角錐?のような形状になっていることです。

素材の名前はまだ判明していませんが、メタスピードSPのFFターボの過剰とも言える潰れやすさと微妙な反発力が改善されていればいいなと思っています。

あとメタスピードSPでは半分しかなかったアウトプレートもフルレングスになっており高硬度、高反発な仕上がりが期待できます。

てっきり東京世界陸上に合わせて発売されるものだとばかり思っていましたが全然そんなことなくて、誰も予想していなかったであろうメタスピードSPのマイナーチェンジバージョンみたいなものがメタスピートSP2として発売されて期待を裏切られました笑笑

worldathletics より引用

まとめ

厚底スパイクが世に出始めてからはや4年近くたっていますが、続々と新しい製品が発表されてきています。
各メーカーごとに個性もあり全て試してみたくなりますね笑

皆さんもお気に入りの一足を見つけて見てください!!

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