みなさんマックスフライはお好きですか?
私はプライムSP3派ですので最近は全然使っていませんが、プライムSP2が発売される前はマックスフライ1を使って100mのレースにでていました。
その中でどうしても気に入らないことがありました。
それはニードルピンしか付けられないことです。
私は厚底スパイクこそ平行ピンがいいと思っている派で、当時どうしてもマックスフライに平行ピンを付けてみたかったので自分で加工することにしました。
今回はその方法をお伝えできればと思っています。

マックスフライ用にピンを加工する
私がマックスフライ用に加工したのはアシックスの三段平行ピンの7mmです。
なぜこれにしたかと言いますとグリップが効く方がいいのかなとなんとなく思ったからで大した理由はありません笑笑
正直三段平行ピンはやりすぎたかなと思っています笑
平行ピンをマックスフライ用に加工する方法としてはとても単純です。
ネジ部がエアーに接触しない長さまで削りました。
細型のベルトサンダーと呼ばれる回転式のヤスリで徐々にナイキ純正のニードルピンとネジ部が同じくらいの長さになるまで削ります。

ベルトサンダーは借り物だったため手元になくて写真を上げられませんがこんな感じのものです⇩
次にスムーズにねじ穴に入れられるように一番下のねじ山を一周だけ軽く削ります。
1周と言ってもねじ山は螺旋状に繋がっているためおおよそで大丈夫です。
むしろ削りすぎないほうがいいと思います。

最後にエアーブロアーで切屑をよく払って完成です。
工程自体は少なく単純ではありましたがアシックスのピンが結構硬くて削るのに苦労した覚えがあります。

実際にネジ穴にしっかり入るのか、スパイクが壊れてしまわないか心配をしている方もいらっしゃるでしょうが、なんの問題もなく装着できました。
ねじ山にくり入れる際若干引っかかる感じがある箇所もありましたがナイキはニードルピンをつける時もそんな感じでしたのでねじ穴の質がよくないのでしょう笑笑

実際に使用してみた
2年ほど前にマックスフライ1に装着してレースに出たりしていましたがめちゃくちゃよかった覚えがあります。
エアーが潰れて反発している感覚が得やすくなりました。
そこで今回はエアーが潰れにくくなってしまったと言われているマックスフライ2に装着してみました。

結論から言いますとめちゃくちゃ良くなりました!いや、良くなってしまいました。
マックスフライ2はエアーが平たく、面積もひろくなり力が分散しやすくなってしまったため安定感は増したもののエアーが潰れにくくなってしまったと言われていますが、平行ピンに変更したことで理由はわかりませんがエアーを潰しやすくなったように感じます。
エアーが大きくしっかり潰れるようになったことで反発力もアップしたように感じました。
マックスフライ1の強烈な反発感に少しだけ近づいたように感じます。
なんていうか使いこなせていなかったマックスフライ2の真のポテンシャルを発揮できているような気すらしています。
もちろん三段平行なのでグリップが良くなって抜けが悪くなった感覚はあるものの、個人的にはニードルピンより圧倒的に良いです。
正直ナイキアンチみたいなところがある私は
「マックスフライ2は反発弱くなったくせにエアーが壊れるから使えんwwwプライムSP3でいいだろ!!ww」
とか思っていたのですが、かなり良くなってしまったので少し悔しいです笑
今の所エアーが割れてしまうと言ったトラブルも起きていないためネジ部とエアーの接触はないとみてよさそうです。
まとめ
マックスフライ2に平行ピンを装着するのはめちゃくちゃ良くて全ユーザーにおすすめしたいくらいです。
6mの二段平行でも試してみたいですがなにぶん手間がかかるし、マックスフライ自体あまり使わないのでなかなか腰が上がりません笑
もしベルトサンダーがご家庭にあるようでしたらぜひ試してみてください!