お世話になっています。今回は希少なアンダーアーマーの短距離スパイクである”UA kick sprint5“のレビューをしていきます!

UA kick sprint5について
UA kick sprint5はアメリカ発の総合スポーツメーカーであるアンダーアーマーが展開するアンダーアーマー初の厚底スプリントスパイクです。
アンダーアーマーのスパイクは日本では販売されていなくて馴染みがないと思うので少し解説をするとUA kick sprint5は名前の通りUA kick sprintシリーズの5代目で4代目までは薄底のスプリントスパイクでした。
UA kick sprintのターゲットとしては初めて専用スパイクを着用する初心者用と言った位置付けとなっています。
日本メーカーで言うとasicsのspブレードやミズノのミズノスプリントなどと同じような立ち位置と考えていいでしょう。
アンダーアーマーといえば最近はもっぱら中長距離やマラソンのエリート選手が着用していて、商品ラインナップも中長距離スパイクやランニングシューズの開発が活発なイメージです。
そんな中満を辞して?登場したのがこのUA kick sprint5です。
UA kick sprint5の重さ
UA kick sprint5の重さは25.5cmのピンを外した状態で脅威の”121g“となっています。
厚底のスプリントスパイクの中では一番軽量な可能性があります。
後ほど解説しますが作りが非常にシンプルだからこの軽さが実現できたと予想できます。

UA kick sprint5のサイズ感
サイズ感は基本的にはマイサイズで大丈夫だと思いますが横幅が若干タイトめですので幅広の方はワンサイズあげも検討してみてもいいかもしれません。
UA kick sprint5のアッパー
まずはアッパーから見てみましょう!
アッパーはエンジニアードメッシュが採用されていて薄手で軽量ながらもフィット感は良い感じです。アンダーアーマーのシューズはフィット感がいいことで定評がありますがこのUA kick sprint5も抜群のフィット感です。



シュータンは独立していて中に少しクッションが入っていてシューズのフィット感を高めています。

踵周りもある程度の厚さがあります。120gなのにこんなに踵周りがしっかりしているのは普通にすごい

アッパーで気になる点と言うとくるぶしの下あたりが大きく凹んでいてちょっと違和感がありますが踵が抜けそうになることはありません。

UA kick sprint5のミッドソール
UA kick sprint5のミッドソールにはEVA素材のクッションが前足部から中足部にかけて搭載されています。
このEVAは最近主流のPEBAやTPUがブレンドされている訳でもなければ気体を注入して発泡させ反発力やクッション性を上げる超臨界発泡が施されている訳でもないいたって普通なEVAです。
イメージだとシューマートとかに売っている謎のランニングシューズのミッドソールのような感じです笑

プレート傾斜は初心者用と思えないほど強烈です。

ちなみにこのUA kick sprint5には内蔵プレートは搭載されていません。
そのため非常に軽量な作りとなっています。
UA kick sprint5のアウトプレート
UA kick sprint5のアウトプレートはフルレングスのナイロン製プレートとなっています。
ナイロン単体ですので硬さはなく簡単にしならせることができます。
剛性を高めるための縦方向の模様がありますが全然硬さは感じません。

ピンは取り変え式で1-2-3の6本となっています。アディダスのプライムsp4に似ている配置です。

踵部にはラバーが貼り付けられていて滑らないような作りとなっています。

UA kick sprint5を使ってみての感想
UA kick sprint5の良い点
価格が安い
UA kick sprint5の良い点の一つとしては価格が非常に安いところです。
初心者用とはいえどもなんと約70ドル(2026年7月月現在だと11000円くらいで購入することができます。
海外からの送料合わせても13000円前後で購入することができます。
最近スパイクの値上がりが非常に激しいのでこの値段は非常に魅力的に感じますね。
見た目がかっこいい
UA kick sprint5の特徴としては見た目が非常にクールだと言う点です。
普段は良い点に見た目を挙げることはあまりしませんが今回はしてみました。
なぜかと言うと、ほかに褒めるところがないからです笑笑
UA kick sprint5の悪い点
どの層を狙ってるのかわからない
UA kick sprint5は初心者に向けた初めての専用スパイクという立ち位置で展開されているとは思うのですが、正直どの層に向けて作られているのか分かりません。
前足部のEVAクッションがロッカー構造になっておりアディゼロプライムSP4のように転がる走り心地で結構癖が強いわりにはプレートやミッドソールからの反発は中途半端に弱くてつかみどころのないスパイクとなっています。
強制的に体重移動が入るところは癖のある上級者向けっぽくて控えめな反発は初心者用のような作りなので全てが中途半端なしあがりとなっています。
走りにくい
UA kick sprint5は初心者用のスパイクにも関わらず傾斜が非常に強かったり前足部で転がる癖の強い形状となっているため普通に走りにくいです。
このスパイクを着用して自分の走りの動画を撮影した際に動きが悪すぎて驚きました笑
そのあとプライムsp3で走ったらそこそこの動きができていたので私のコンディションが悪かったわけではなさそうです。
初心者用であるなら反発力や硬さはこのくらいでいいとしても、もっと癖のないものにした方がいいのではと感じます。
まだ走りが上達していない初心者に与えたら変な癖がついてしまいそうなのでおすすめはできません。
公認試合で使用できない
UA kick sprint5はなんとWAのシューズリストに登録されていません。
ですので公認大会だと使用できません。
これにはアメリカの陸連が定めるルールのせいってところもあるかもしれません。
日本以外の国だとアマチュアレベルの大会だとシューズ規定を守らなくてもいいとしている場合が多いので初心者用であるUA kick sprint5でトップクラスの大会に出る選手はいないだろうという判断だと思われます。
総評
| 反発 | |
| 安定感 | |
| 使いやすさ | |
| おすすめ度 |
まとめ
個人的に非常に期待していたアンダーアーマーの厚底短距離スパイクですがはっきり言って買わなければよかったと思っています笑
はっきり言って開発が雑の一言です。
良い点で価格が安いと挙げましたが同価格帯の中国メーカーのスパイクを購入したほうがよっぽど満足度が高いと思います。



