FuelCell SuperComp PWR-X v3をレビュー!【new balance】

スパイクレビュー

今回はニューバランスの”FuelCell SuperComp PWR-X v3“のレビューをしていきます。

FuelCell SuperComp PWR-X v3について

“FuelCell SuperComp PWR-X v3″はアメリカ発のスポーツシューズメーカーである”new balance”から発売されている厚底短距離スパイクです。

このスパイクと聞いて真っ先に思い浮かぶのはアメリカのショートスプリンターであるトレイボン・ブロメル選手ではないでしょうか。

そのほかにも着用している選手はいますが、NIKE、adidas、PUMAと比べるとシェア率は低めな印象。

日本だと2026年シーズンに小池裕貴選手が履いているくらいで、ほかに誰が履いていますかね?(小池選手はすぐにマックスフライに戻りましたが笑笑)

YouTuberの方くらいしか思いつきません笑

FuelCell SuperComp PWR-X v3の重さ

FuelCell SuperComp PWR-X v3の重量は25.5cmのピンを外した状態で”143g“と昨今重量化が進んでいる短距離スパイクの中では非常に軽量となっています。

ちなみに足に合わなすぎてレビュー記事を出すまでに至らなかった前作とも言えるFuelCell SuperComp SD-Xは25.5cmで”140g”でした。

FuelCell SuperComp PWR-X v3はピンが取り替え式なのでピンをつけると2から3グラム重量が上がってしまいますがそれでもSD-Xから微増程度の重さですので、十分軽量な部類に入るでしょう。

見た目は重そうなのに笑

FuelCell SuperComp PWR-X v3のサイズ感

FuelCell SuperComp PWR-X v3のサイズ感は他のニューバランスと同様幅が狭くてちょっと長い感じです。

NIKEを少し細くしたイメージでしょうか。

基本的にはマイサイズで大丈夫そうですが、足幅が広い方はハーフサイズアップも検討してみてもいいかもしれません。

でもサイズあげちゃうとつま先の余りが結構出てしまう形になってしまうので悩ましいところ。
裸足ならマイサイズでいけると思います。

FuelCell SuperComp PWR-X v3のアッパー

FuelCell SuperComp PWR-X v3のアッパーはエンジニアードメッシュアッパーとなっていてスプリンター向けに強度と軽さを両立したものとなっています。

アッパーにあしらわれている”N”はラバーのような素材になっていてアッパーの補強がされています。

購入してまず気になったのがほかのスパイクと比べてシューホールが1つ少ないところです。
とはいえどもホールド感は全然悪くないのでなんの問題もありません。

踵周りはクッションが入っていてフィット感が良好です。

SD-Xは踵が抜けそうになる感覚があって苦手でしたが今作のFuelCell SuperComp PWR-X v3は踵が抜けそうになることはなくなりました。

ヒールカップもしっかりしていてブレが少ない構造となっています。

FuelCell SuperComp PWR-X v3のミッドソール

FuelCell SuperComp PWR-X v3のミッドソールにはニューバランスの高反発素材であるFuelCell フォームが使用されています。

今作のFuelCellフォームにはPEBA配合のものが使用されていて反発力は非常に強力となっています。

そして前足部と踵部でフォームが分離していますがこれは思ったより違和感なく履ける印象です。

踵部のミッドソールは前足部のものより硬い感じがあり踵周りの安定感を高めてあります。

触った感じだとFuelCellフォームよりかはEVA系の素材に近い印象です。

FuelCell SuperComp PWR-X v3にはエナジーアークと言われる構造のカーボンプレートがフルレングスで搭載されています。

エナジーアークはカーボンプレートを湾曲した形状にしてミッドソールに空洞を作っておくことによりシューズからのエネルギーリターンを最大限に享受しやすくなるシステムです。

カーボン自体もガチガチというわけではないのでしならせやすいです。

FuelCell SuperComp PWR-X v3のアウトソール

アウトソールの前足部にはフォームにPEBAX製のプレートが配置されています。

ピンの配置は2-2-2で最近だと最もベーシックな配列となっています。

踵部のEVA系?フォームの表面には滑り止めの模様があしらわれているだけなので削れやすい部分となっています。

この踵のEVA素材はサイズが合わずにレビュー記事を出すまで至らなかったevospeed sprint nitro400の踵部クッションのように走りに邪魔にならないか心配でしたが全然違和感なく走れました。

nitro400は踵のソールが厚すぎて腱反射を使って走れなかった覚えがあります。

FuelCell SuperComp PWR-X v3を使ってみての感想

良い点

バランス◎

このスパイクの良い点としてあげられるのは反発力と扱いやすさのバランスが非常に良いことです。

内蔵カーボンプレートはそこまで硬度が高くなくてしならせやすく、スパイクのポテンシャルを発揮させやすいものとなっています。

そんな使いやすさもありつつ、FuelCellフォームが硬すぎなくて潰しやすさがあるのに高反発ですので反発力もだいぶ強く感じました。

一部のレビューでは中距離スパイクっぽいと言われていますが、個人的には全然そんなこと感じませんでした。

もちろんプライムspシリーズやevospeedなどの高反発スパイクと比べてしまうと劣るところはありますが短距離スパイクとして充分な反発力を備えています。

反発に癖がないのである程度の助力をもらいつつも自分のしたい動きで走ることができるのもこのスパイク魅力です。筋力に自信のない選手や女性の選手にもおすすめできます。

ピッチで走りやすい

FuelCell SuperComp PWR-X v3は軽量であり、反発の角度も斜め45度くらいの方向に跳ねてくれるのでピッチを回して走りやすいスパイクとなっています。

プライムsp3やメタスピードspのようなピッチ型のスパイクとなっているため、プライムsp3好きな私には非常にマッチしました。

逆にマックスフライ等のストライド型スパイクが好みな選手にはあまり合わないと思います。

クッションから反発をもらうという点ではマックスフライっぽさがないとも言えませんが性質が全く違うのでマックスフライの代替にはならないと思ってもらった方が良いでしょう。

悪い点

サイズ感が難しい

FuelCell SuperComp PWR-X v3に限らずニューバランスのスパイク全般に言えることですがサイズ感が難しい印象です。

先述しましたが横幅が極端に狭いのにつま先が長めという幅広の人だと合わせにくいサイズ感となっています。

かくいう私も25.5cmを選んでジャストフィットだったものの裸足で着用しているため小指の爪にメッシュのアッパーが引っかかってしまい爪が剥がれてしまいそうになる問題が発生してしまいました。

全体的なフィット感や走りごごちが好みなだけにこの1つの要因で履きにくくなってしまうのは非常にもったいなく感じました。

MD-Xv3では爪が剥がれてしまいそうになることはなかったのでアッパーの素材が私に合っていないのかもしれません。

何と言いますか日本人に合ってない*ラストなのかもしれませんね。

*ラスト…アッパーを形成する際に使用される木の型

どんな選手に合っているか

  • 反発より自分のしたい動きを優先したい選手
  • 筋力に自信がない選手
  • ピッチ型の選手

総評

反発4.0
安定感4.0
使いやすさ4.5
おすすめ度3.5

まとめ

今回紹介しましたFuelCell SuperComp PWR-X v3ですがかなり気合の入ったスパイクで非常に好感触でした。
硬い他社のフラッグシップモデルが合わないと感じている方にはとてもオススメできます。

ただ可能であれば一度試着してから購入することをお勧めします。

何より見た目もかっこいいので着用時テンションが上がりますね笑笑

タイトルとURLをコピーしました